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2007/7/26 パドヴァ

起きたら部屋には私ひとりで、のびのびと寝坊する。
チェックアウト。

パドヴァへ。予定にない町でガイドブックもないので、インフォメーションでホテルを聞く。手ごろな値段のB&Bを紹介してもらった。駅裏に行って少しあるいたところ。中に入ると壁に、日本の写真やら日本語(ようこそ!)やら貼ってある。逆に不安になる。しかし部屋はかわいいし涼しい。洗濯して出る。

なんとなく町の中に出て、教会前の階段に座ったら・・・、


完全に魂抜け状態になってしまった。

目の前のアムステルダム風のアパートをじっと眺めて。アッシジに2ヶ月、その後旅に出て2週間が過ぎた。疲れが出たのだろうか。旅は2週間でいいや、なんてことを思いながら、なかなか立ち上がれない。
さっきまで市がたっていて、昼過ぎて次々とテントが仕舞われていった。
最後のテント、ぎっちり吊るされた服が、要領よく片付いていく。たぶん中国人。男の人がすごく手際がよい。女の人は服をひとつ持ってあっちに置いたかと思うとまたこっちに持ってきたり。やる気なさそうに動きも緩慢・・・でもふたり仲良く(無表情で)しゃべりながら作業をしていた。

またたく間に何もなくなって、車で去っていった。

2時間はいただろうか。
混沌としていた広場には何もなくなった。やっとで立ち上がる。
お腹がすいたのだ。しかし食を求めるのにも毎回けっこうなパワーを使う。
へろへろで大きめのBARに入る。軽食もできるらしく、メニューが置いてある。魚がおいしいんじゃないかと思い、魚が入ったサラダ、と頼むと、かにかまと小エビのサラダがきた。おいしくなかった。


サンタントニオ大聖堂へ。

アッシジが聖フランチェスコの町なら、パドヴァは聖アントニオの町。
どちらの町にもばかでかい大聖堂があって、たくさんの人が巡礼に訪れる。もはやアイドル。おみやげ屋さんには大小さまざまなブロマイド、マグカップ、ポスター、フィギュア(像ともいう)。そして大聖堂。“美空ひばり記念館”的な。

アッシジで出会ったシスターが言っていた。
清貧を唱えていっさいの欲を捨てて生きた聖人は、こんな立派な大聖堂が自分のために建てられたと知ったら・・・どう思うだろう?

オレの話聞いとったんか!!!


て言うと思う。

サンタントニオの生涯をムービーで見られたけど、え、万博?っつーくらい豪華だった。
カベ3面使って、スクリーンが動いたり照明が劇的に変化したり。
あっち見てこっち見て。

ふくざつ。
面白かったけど。

次に行ったサンフランチェスコ教会はシンプルで静かで、聖歌が小さく流れていた。これでいい。

晩ごはん用にフルーツを買って帰る。
久々のテレビ、しかしイタリア語が聞き取れないのでMTVをじっと見る。



# by mamacake0712 | 2012-05-12 22:08 | 2007 イタリア

2007/7/25 ボローニャ3日目

博物館で、学芸員の人がドアを開けてくれたのだけど、その人の左腕が短かくて(たぶん生まれつき)ちょっと驚いた。

そのあとはずっとその人の人生について考えていた。たぶんあの人は市だか国の保障だけでも生きていけるのに(イタリアでそんな保障があるのか、そもそも日本ではどうなのかよく知らないくせにこんなこと思っていた)、きっと考古学が好きで、前向きに、精力的に日々暮らしているのだろう・・・など。
きっとこの時、精力的でない自分にうんざりしていたので。興味もないくせに博物館なんかに来て時間をつぶしている。おおげさに言うと生きる気力がない。惰性で動いている。目的がない。

動物やヒトの骨がたくさん展示してある。奥のほう、ちょっと暗めの照明の中、包帯でぐるぐる巻きにされているものは・・・きっとヒトの体。たくさん見て、怖いような、悲しいような気持ちになるけど、これは入れ物だと思えば。今はたまたま、この体に入って体験したり、見たりしているけど、この入れ物にガタが来たら、魂だけでできることをして、次の入れ物を得る。


・・・なんてことを無気力なかんじで考え続ける。そしてあの学芸員は知的な、おだやかな微笑でまたドアを開けてくれた。

つまりタイプだったんだな。だから心を動かされたんだ。私けっこう元気だな。と思い、お昼を食べに行く。今日はチャイニーズ。(比較的)安いので。

バスで少しはなれたサンルカ大聖堂へ。うとうとして終点まで行ってしまう。戻る。
延々と続く階段。眼下に民家の洗濯物なんか見つつ。高級住宅街なのか?いいウチばっかり。
ここはNHKイタリア語講座で、講師のマッテオが紹介していた。機会があったら行きたいなと思った。
到着。

きれいな公園といったかんじか。やはり目玉はここまでの道のり。長かった・・・
35分もかかった。

ふもとに下りてすぐにBARでビール・・・



# by mamacake0712 | 2012-05-12 21:07 | 2007 イタリア

2007/7/24 ボローニャ2日目

観光。
サンフランチェスコ教会。
市庁舎。たくさんの美術コレクションが無料で見られる。たくさんのキリスト像。


お昼を地球の歩き方に載ってたリストランテで。ラザニア・・・くどかった。


そして斜塔にのぼる。


こわい。床面積が小さいからだろうか。

最後はほとんど四つんばいで上にたどり着く。

苦労して登ったのだからとじっくり眺める。足がすくむけど。

今はセール時期らしい。ウインドウショッピングして帰る。



# by mamacake0712 | 2012-05-12 21:06 | 2007 イタリア

2007/7/23 ボローニャ

ボローニャへ。移動しつつも予定がころころ変わる。基本的に優柔不断。

都会だった。

興奮してずっと買い物。本屋にも入ったりして。BARでコーラの値段きいてやめたりして(2ユーロもした)。

住んでるっぽい日本人がたくさんいた。住みやすそうだもんな。
Y.H.は郊外にあって遠い。バスで移動。市場で買ってきたフルーツを、広い庭のベンチで食べた。桃がうまい!!
同室はフランス人2人組。あの人ひとりでつまんなくないかと、思われてそう・・・たぶん思ってる。多くの人が。ひとりで満足してそうか、寂しそうかは、なんとなく見てわかる。私がみたとこ、一人でいる外人の男の子はさみしそうな子が多い。日本人の男の子はほとんどがイキイキしている。女の子は・・・気を張っているのか冷たい雰囲気の子が多い。声をかけないでと全身で言ってるかんじ。おなじ国民だし声をかけたほうが自然なんだが、そういう子には声をかけないでおく。逆に気さくな人はほんとに素敵な人。必ず出会ってよかったと思わせる人たちだ。

話がそれた。とにかく私はひとりだ。
部屋は居心地がよかった。結局3泊した。私にしては長い。



# by mamacake0712 | 2012-05-06 12:45 | 2007 イタリア

2007/7/22 サンレオ2日目

ぐっすり。リミニでは眠れなかったから。

下で朝食。あまーいのも尽くし。とエスプレッソ。

今日はメインのrocca、城塞観光。8ユーロもしてたっかいよ!!と言いつつも案外楽しかった。牢屋やら拷問器具がたくさん。カリオストロの城のポスターがいくつも貼ってある。ここがモデルなのかな・・・?まさかね、こんなちっさい町。(そうでした。けっこう有名な観光地だった。)


なんとなく一緒に移動している外国人観光客が、ずーーーっとムービー撮ってるけど、後で見るんだろうか?
たっぷり2時間ほど見て、宿に帰る。

宿のオーナーが、近くにコンベントがあると教えてくれた。

町の外、門を出て、ひろい景色を見ながら、炎天下、歩く。看板に従って森に入る。

たまにすれ違う車が砂埃をあげていく。わきにどけて道をゆずる。

コンベント。

誰もいないのかとても静かだった。すこし後で数人のグループがやってきて、食べ物とワインでくつろいでいた。
森が地元を思い出させて、とっても落ち着く。森に入って木の下で座って休んでいると、その奥から馬に乗った女の人が現れた。
びっくり。
乗馬って、こういうことか。初めて馬に乗ってみたいと思った。馬で散歩・・・すてきだ。
町に戻る。町の全景。

風の音がひどいはずだワ。

また下のリストランテでピザでも食べよかな、と思ったけど、お昼に食べたリゾットがまだ胃でもったりしていて、また観光客でにぎわっている中に入るのもためらわれ、仕方なく広場でぼおっとする。

完全に時間を持て余している。なぜまたイタリアくんだりまでやってきたのか。楽しいのか。途方にくれてばっかりじゃないか。

なんてことをこういう時決まって考える。向いてないんだよ、旅が。現地の人と触れあうわけでもなし。食に興味があるわけでもなし。
ただ自分ひとりで外国に行けることがうれしくて、またでかける。ただただ景色や売られているものや人なんかを見ている。それだけ。お金のかかる趣味だ。

・・・まあ、仕方ないな。他にやりたいこともなし。

9時前になって薄暗くなり(心も)、宿に戻る。

夜、営業を終えたリストランテの人たちが外のテーブルでまかないを食べつつ話していて、暑くて窓を開けていた私は眠れず。でもぼそぼそと話している空気が親密で、みんなくつろいでいて、心地よくうとうとした。




# by mamacake0712 | 2012-05-04 15:20 | 2007 イタリア
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by mamacake0712

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